べつに、過去のある二人でええんとちゃう。
彼の過去やって、そりゃあ。
「口内炎の薬」が送られてきたもんなあ。
私にと、ちゃうけど。
あのとき、私が「口内炎の薬」つけとるとき、あいつは今頃薬剤師の嫁さんと、楽しくやっトンやろなあなんておもたりして。
私にこんな薬つけさして、何考えとんなあいつは・・・。
とかおもたりしたり。
今日は、楽しかった。
そごうの買い物。
地下食品売り場で、バレンタインのチョコ買ったよ。
それから、病院。
城西病院の出している、城西ビオスクリニックに通っている。
完全予約制で、待ち時間〇に近い。
公子ちゃんも見てもらいたいと言い、受付に聞く。
「まずはじめに、臨床心理士の話が30分くらいある。そのあと、先生と話す。」やと。
わりと、きっちりしとる。
私は、入院からそのまま通ってるからな。
よう、知らんかったけど。
先生に、彼の話した。
まじめに話した。
照れることもなく、はきはき大きな声で。
先生の目を、じっと見て話した。
なんせ、ゆきちゃんと眼の研究した話。
本にも書いた。
あの時の目、先生じっと見てた。
私は、自分の目がいつもの目と違うこと、自分でわかってた。
先生には、もはや彼に対する私の気持ち、目で全部通じた。
わかってくれた。
思い切って話してよかった。
そんな、一日だった。