学生時代別れてから、私はわりに楽しく
やってたので、かずとしさんのことは
思い出さなかった。
病気になって、マンションに支店長が来て
「病院に行こう」と私を説得してたとき
すぐにかずとしさんが、浮かんだ。
私はどうしたらいいか、かずとしさんに聞こうと
徳大に、夢中になって電話してた。
福岡に、はじめて手紙を書いたのも
病気が、たまらなく苦しくて。
かずとしさんが、医者だからかな。
私は、かずとしさんが好きで好きで
私の頭に出るのかと思い
井上先生に聞くと
地位とか名誉に関係する
妄想が、よく出ると聞き
興醒めした。
かずとしさんの、地位や名誉にひかれたわけではない
けど、私が病気になってなかったら
付き合うようにならなかったやろな。
医者と言うのは、
かずとしさんのアイデンティティーやし
それもひっくるめて
かずとしさんが
好きと言うことかな。